朝食を摂るべきだという意見をあちこちで聞かされる。
僕自身、確かに朝食は大切だと感じる。食ったときの頭の冴え具合や、食わなかったときの気だるさがそれを納得させる。
現に毎朝、なんやかんやで僕は朝食を摂っている。
しかし、独り暮らしである場合は、そもそも朝食を取ることがとてつもなくめんどくさいのではなかろうか。
結果、朝飯めんどう→抜く→ダルい・・のループにがんじがらめとなってしまう。
ということで今日は、このシリーズ一発目として、如何にすれば『朝食』をルーティン化できるかを考えていく。
『朝食のハードル』を思いっきり下げてみよう。
朝食のテンプレといえば、例えば和食が挙げられる。
朝からごはん、切り身、味噌汁、生卵、海苔なんかがあれば、確かに嬉しい。
しかし毎朝毎朝それらを自分で作るとなると、とてつもなく手間なはずだ。僕なら、3日と持たずに心が折れる。
栄養バランスだとか、○品目だとか、そういうのが理想だというのは、小学校の廊下に貼ってあるポスターでも見る文言だ。
それはあくまで”理想”である。まず僕たちは、”朝になんか食べた!”という感覚が重要なのである。
では、心がへし折れない朝食とは何なのか?僕が思う条件を列挙する。
ラクな朝食の条件について。
①準備に時間が掛からない。
正直、朝の時間はものすごく貴重だ。朝の食事に30分なんて、本気で考えられない。
だから、まず準備に時間が掛からないことは、絶対に外せない条件である。
これを踏まえると、自分で作る定食やオムレツなどは、早々に脱落となる。
②口の水分を持っていかれない。
朝の時間と同じくらい、口内の水分は貴重だ。
僕は朝に白米を食べるのが苦手である。理由は、カラカラの状態であれを飲み込むのは、結構しんどいからだ。
学生の頃に属していたサークルは、よく遠征に行っていた。そこでの朝食は、毎朝鉄板の味噌汁と、シンプルなお米。
正直、味噌汁をぶちまけないと食べられなかった。それくらい、午前中の飲み込む力は低い。
となれば、めんどくささ軽減のためには、水分を持っていかれないことも大切なファクターとなる。
③安い。
身もふたもない話だが、これは大切である。
朝からハンバーグやオムレツを食べつつ、ブラジルのコーヒーを飲めたら、確かに優雅で楽しい時間に違いない。
しかし、その代償は重い。気付けば財布からも口座からも、大切なおカネが消えていることだろう。
僕の中では、1朝食に150円程度が限界だ。
大切なのは、食ったという事実。それだけ。そこに500円とかを掛けるのはワリに合わないのである。
―では、これらの3要素を踏まえた朝食はどんなのになるのか。以下、僕や友人の経験を基に、オススメとなるものをいよいよ並べ立てる。
オススメの朝食メニュー。
①シリアル
血糖値がどうとかに構っている場合じゃ無い。コーンフレークやらオートミールやらグラノーラやらは、上記の要素を満たすメニューの1つだ。
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これらに牛乳を掛けるだけで準備が終わる。せいぜい2分程度の調理時間では?
しかも、たっぷりと液体に浸っている状態なので、水分の心配も不要。乳糖不耐症などの体質がない限り、オススメのメニューである。
②お茶漬け
実家で暮らしているときは、よくリクエストしたメニューである。
ご飯の準備がやや手間だが、一瞬で食えるのが大きすぎるウリ。鮭・ワサビ・梅などのラインナップがあるため、好みに合わせて選んでほしい。
あまりにも消化が良いので腹持ちしないのが弱点だが、食うという事実だけを重視するなら、かなり有益なメニューである。
③アイス・お菓子
これは毎日食べると脚気になること請け合いだが・・・。時間のみ重視するなら結構アリだ。
僕は一時期、毎朝スーパーカップを1個食べていた。夏の時期にしか気が乗らないが、カロリーなんかは意外とあるため重宝する。
また、友達は毎日たけのこの里を食っていた時期がある。特に太りも痩せも体調不良にもなっていなかったのが印象的。
彼は10日くらい連続で食っていたので、そこまでは大丈夫なのかもしれない。
④野菜ジュース
僕の中では、『野菜ジュース』と『免罪符』はもはや同義だ。これを飲んでいれば許された感じがする。
どうにも肉ばっかり食ってしまった日、不摂生なメニューをばんばか食べた後、自分を赦す意味合いとしてよく摂取する。
メーカーなどにこだわりは一切ないが、『1日の野菜はこれ1本!』とか、『無添加』とか書いてあると、つい手に取ってしまう。
1本の値段はそれなりだが、日割りで計算すると、結構良心的な値段に落ち着く。
不摂生が続いてソワソワするのであれば、冷蔵庫に常備するのをオススメする。
そもそも論。
なんと最近は、『朝ご飯が健康に良いなんて説は眉唾』『別に食べなくても、影響はない』という説が主流になりつつあるらしい。
ここで書いてきたこと全てをぶち壊すことにもなるが、時間がなければ食べないのも可能だし、それで身体が平気なら別に問題ないとも言える。
ちなみに僕は、身体をデカくするためカロリーを増やしている最中なので、朝の時間で食べておかないと色々キツい。
ということで、目的をすり替えてこれからも朝に飯を食う!という次第である。
終わりに。
朝食を習慣化するのに大切なのは、『朝に何かを食べる日々が続いている!』といいう事実を作ること。僕は強くそう思う。
健康管理が大切なものだと気付ける青年は極めて稀な話だ。怠惰こそ美徳であり、不摂生こそ生きている証なのだ。
だから、健康志向が高すぎるアドバイスをここで書き散らす気はさらさらない。
そういうのは書店やネットに夥しいほど載っている。興味があれば、検索していただきたい。
こんな風に緩い話を、トレと合わせて今後は書いていく所存だ。
諸々と合わせて、よろしくお願いします。