前回の記事の続きです。
pochihiko-inunosuke.hatenablog.jp
ストレッチで柔軟性さえ高めれば踵落としは出来るのかというと、当然そんなことはありません。
意識しないと分からないかもしれませんが、脚の重さは結構あり、それを頭上まで振り上げるにはそもそもパワーが必要なのです。
ではどう鍛えるか?
踵落としの動作は、爆発的なそれであるという特徴があるため、それに準じたメニューをこなす方が効率的と言えます。
ということで、踵落とし(或は蹴り技全般)向けのトレーニングについて、ここで紹介していこうと思います。
ボックスジャンプ
ある程度の高さの台に飛び乗り、降りる。
これを繰り返すだけですが、実は見た目以上にキツいだけでなく、効果も高いです。
筋量も筋力も増やせるメニューとして雑誌にも度々登場します。
回数で切ってもいいのですが、例えば20秒×4セット等、サーキット形式にするのも有益です。
ジャンピングランジ
ランジの動作を、ジャンプと組み合わせて行うものです。
太ももの裏、ハムストリングスに効き、スペースも機具も必要としないメニューです。
最初は片足15レップずつでも足に力が入らなくなるほど、意外とキツいメニューです。
また、ハムストリングスの故障は癖になりやすいので、しっかりとストレッチをしてから行いましょう。
ニー・トゥー・フィートジャンプ
いわゆる正座からのスクワットジャンプです。
見た目通りの爆発的な動作で行うエクササイズで、これまた特に場所を選ばないのが魅力です。
メイン動作に据えるよりも、ワークアウトの最初のアップとして、又は終了後のクールダウンの一環として取り入れる方が効果的だと思います。
終わりに。
かつて憧れた人も多いであろう技、踵落とし。
正直空手家でも何でもないなら、出来たからなんだという話が聞こえてきそうです。
しかし、魅力ってのはそこにはないというのが、憧れている諸氏の気持ちだと思います。
実は踵落としを得意技にしている格闘家は多く、そのビデオから自分に合ったフォームを探されると、より勉強になるはずです。
怪我に気を付けて、かつての(今も?)夢、鍛えて追いかけましょう!