毎日、プラスイチ。

毎日ちょっとずつで良いから成長できる。そんな術をまとめます。

『断酒・禁酒』に必要なのは、気合や根性ではない!  

知識と準備だ!僕は強く、そう考えている。

 

かつて、身体に負担がない酒の飲み方を考えたり実際に一週間酒を断ったりした。今も実は再度、断酒チャレンジ中である。

 

病的な状態でなければ、断酒の仕方は結構僕の中でつかめたものがある。ということで今日は、そのエッセンスに当たるものを書こうと思う。

 

ということでさっそく本文に行ってみよう。

 

 

  

『断酒』の効果を考える。

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お酒を止めてみようと思う理由は個人個人で違うと思うが、僕は特に以下のことを達成したい方に向いていると思う。

 

①お通じの改善。

 

②睡眠の質の向上。

 

③節約。

 

④肌荒れの改善。

 

 

アルコールは小腸に大ダメージを与え、便の質を落とす。同時にぱくぱく食べるツマミもまた、刺激が強いことが多いので猶更だ。

 

加えて、就寝前の飲酒は、寝付きこそ若干良くしてくれるが、そこからの質を大きく下げてしまう。寝たのに寝れてないような感じ。

 

そして酒そのもののやツマミなどを買うことで、恐ろしいほどの出費がある。外食すればさらにデカい額になる。

 

最後に意外な話だが、肌荒れの原因にアルコールも関係しているっぽい。

 

僕は手の皮膚が弱く、突然荒れたりするのだが・・。確かに酒を止めていると、治りが早く、また荒れ方が落ち着くと感じていた。 

 

―ただ逆に言えば、酒を断てばそれら全ても消えるという話。健康や家計に悩みがあれば、まずは酒を断つのが一番手っ取り早いかも。

 

『飲酒』のデメリットを考える。

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『飲酒、止めようかな・・』と思うための第一ステップとして、マインドセットは大切だと強く思う。

 

以前僕に強く禁酒を決意させたのは、『肝硬変』という病気だった。これは今見ても、血の気が引く。

 

つまり、ショッキングな酒による健康被害を調べておくと、急速に『うわっ、止めよう』という気になるのでオススメである。

 

・・とはいえ、そんなショック療法は嫌だ!という方は、禁酒に成功した方々の体験談を読むのも良いと思う。

 

内容はどうでもいいので、お酒を止めたくなるようなマインドセットから始めるのが先決である。

 

まずは『酒を断つ準備』から始めよう。

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さて、いよいよ『断酒』に取り組むとして、まずしなければならないことは何だろうか。

 

それは、『酒を飲むのがめんどくさくなる環境にすること』である。

 

ほぼ毎晩酒を飲むレベルになると、例えば生活習慣が、もはや酒を素早く飲めるように整ってしまっているものだ。

 

実際僕も、リビングの机の上にコップとジンが常備してあり、ジュースを買えば即飲めるという環境が整ってしまっていた。

 

だから、ここを変えた。ジンをとっとと飲み干し、コップは食器棚の奥底に封印した。これだけ。これだけなのだが・・・。

 

『酒を飲みたいな』→『あ、コップしまったんだった。げ、ジンもない』→『めんどくさ、やっぱええわ』

 

という思考になって驚いた。つまり気合や根性以前の段階で、飲酒欲を跳ね返せたのだ。

 

まずは酒を飲むのにかかる手間が20秒増えるよう、環境を作り替えよう。効果は計り知れないほど大きい。

 

『断酒日記』をつけてみよう。

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ただただ酒を禁ずるのも良いが、それだと色々な思いが溜まってしんどいもの。

 

だから、『断酒日記』をつけるのもオススメだ。その中には酒を断っての感想を書いてもいいし、鬱憤をぶちまけても良い。

 

何かクリエイティブなことをすると、ストレスは大きく下がるという。そういう意味でも、日記にして振り返るのはとても良い。

 

実際僕も、日記をつけたチャレンジとそうじゃないチャレンジでは、前者の方が圧倒的に長く、楽に続くのだ。

 

紙に鉛筆で書く必要など全くない。デスクトップに『断酒日記』みたいなワードファイルを作り、そこに打ち込めば十分だ。

 

『魔の二日目』に備えよう。

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ここからは僕の個人的な感想。

 

酒を止めたものの、欲に耐えるのに一番しんどいのは、『絶ってから二日目』である。僕はこれを『魔の二日目』と呼んでいる。

 

1日だけ酒を止めるのは案外楽であり、さっさと寝るか、お茶をがぶ飲みするか程度で欲は消え去ってくれる。

 

だが、『二日目』の欲は無茶苦茶強い。過去の日記を振り返っても、欲に負けそうな自分の書き残しがあり、なんだか愛しい。

 

これはおそらくアルコールからの離脱症状の1つ。ここが辛いのだが、ここを乗り越えなければ健康回復は望めない。

 

以前は無理やりベッドに潜るなどでしのいでいたが、昨日ある種の特効薬を見つけた。

 

それは、『少しだけ欲に負けること』である。例えば昨日、酒を飲む代わりにポテチを寝る前に食べた。

 

すると不思議なことに心が満足し、飲酒欲はどこへやら。毒を以て毒を制す、みたいなことだろうか。

 

この辺は個人の好きな食べ物に置き換えればいいと思う。アイスが好きならそれを食べればいい。要は、酒以外で欲を満たすのが大切なのだ。

 

尚、この『魔の二日目』さえ凌げれば、1週間程度まで簡単に断酒は続けられる。本当に驚くくらい、三日目から酒は要らなくなるのだ

 

乗り越えればあとは極めてラク。強い意志力と自分への優しさをもって、この『魔の二日目』に打ち勝とう。

 

終わりに:『断酒』のゴールはどこに置く?

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延々と『断酒』について述べてみたが、最後に大切な要素をば。皆様は、『何のため』に断酒を行うのだろうか?

 

ちなみに僕は、もはや『習慣になっていた飲酒』を止めるため、である。

 

週6~7日で飲むのは確実におかしい。便は悪く、眠りは浅く、ついでに懐もボロボロだったので、酒を断たねばならないと思い立ったのだ。

 

その目的は8日くらいの断酒で達成し、酒を飲む習慣は消えた。そこから週3~4日は少なくとも休肝日に充てている。

 

僕は今後人生で二度と酒を飲まないと決意したのではなく、タダシク付き合うために一旦距離を置こうと決意しただけなのだ。

 

『もう二度と酒は飲まない!!』と決意するのは勝手だが、目的が遥か彼方過ぎるので、実際は全くオススメしない

 

ゴールはなるべく短い期限で設定しよう。『酒が無くても大丈夫になる』みたく抽象的でも構わないので、必ずゴールは設定すること。

 

そうして初めて、今まで書いた事柄は活きると思ってほしい。

 

さて。余談だが、今日で酒を断って4日目となる。今度の理由は、『持病の痛風発作がでちゃったため』である。

 

あーあ。本当に情けない話だぜ。ついでに固形の便が出るまで、たとえ発作が落ち着こうが酒は止めようと思う。

 

頑張っているのも苦しんでいるのも、あなただけではない。とりあえずここに一人いる。

 

ここに書いたことが、酒好きな皆様の一助になれば幸いである。