筋トレは何も、『マッチョになりたい!』『強くなりたい!』『痩せたい!』という人だけにしか意味がないものではない。
実はトレーニングというものは、見た目の変化以外に、様々な悩みを解決し得るパワーを秘めているのだ。
だからこそ僕は、別に筋肉をつけたくない人もトレーニングに取り組むべき!だと考えている。今日はその理由を3つ、ザザッと並べてみる。
①眠りが良くなる!
僕が何度も紹介してきた『SLEEP』という本によると、午前中のウェイトトレーニングにより、不眠症患者の症状が大きく改善したという。
細かいエビデンスは話が長くなるのでコチラを参考にしてほしいが、筋トレで眠りが良くなるのは、研究でハッキリ証拠が出ている状態の様子。
ここで言う筋トレとは、腕立て伏せやスクワットといった自重トレでも良さげなので、まずはこういうサーキットトレーニングを試してみよう。
眠りに難がある方に、筋トレはオススメだ。現に僕も、トレをした日としなかった日では、寝付きがまるで違うと感じている。
―余談だが、睡眠に入る数時間前の激しいトレーニングは、逆に神経を活発化させ、寝付きが滅茶苦茶悪くなるので注意。
午前中、或いは目覚めてから2時間後程度に行うようにしよう。
②頭が良くなる!(かも)
これは驚きの話。
この本↓で紹介されていたメソッドであり、簡単に言えば、学習前にスクワット等の筋トレをすることで、記憶の定着率が大幅に高まるというモノ。
その他、有酸素運動で記憶力が、ウェイトトレーニングで連想記憶がそれぞれ高まる!という話も、とあるブログで紹介されていた。
広く実験が行われており、その信ぴょう性はかなり高そうである。
とはいえ、僕自身がそこまで『賢くなった!』とは実感できていないので、"かも"という但し書きは添えておく。
③テストステロン値が上がる!
テストステロンとは何か、乱暴にまとめてみる。
テストステロンは男性ホルモン(アンドロゲン)の中の主な構成成分。
成人においては、筋肉の量と強度を保つのに必要。
集中力やリスクを取る判断をすることなどの高次精神機能にも関係します。
出典:
―とまぁこんな感じ。つまり『テストステロン』をバリバリにみなぎらせれば、『男らしい!』行動を自然に起こすことに繋がると言えそうである。
逆にこの数値が低下すると、以下の症状が出てくるとのこと。
ネガティブ思考が止まらない・欲望が0になる・激しい体力低下・白髪が増える・やる気が全くみなぎらない・・・
うーん、これは怖い。だが実は、この大切なテストステロン、トレーニングによりその分泌を増やせるのだ!
ちょっと激しい運動の方が効果が高いというので、例えばHIITやタバタプロトコルなどを取り入れて、その効果を試してみてほしい。
※女性もウェイトトレーニングによりテストステロンの分泌は増えるらしい。副作用?でヒゲが生えるといった例があるというが・・。
それは大抵無茶苦茶なトレーニングをする人や、ゴリゴリにサプリを摂っている人に限定されるみたい。あまり気にしなくてよさげである。
終わりに。
ここまで色々書いてみたが、実は筋肉はそこまで簡単にはつかないものである。ゴリゴリになりたくない人はまず安心?してほしいかと。
あとは細かい補足だが、新しい習慣を身に着けるためには、週4回以上の頻度で6週間!というのが目安らしい。
負担を軽くし、まずは継続することを目標にしよう。
そして一旦運動が習慣になれば、トレは週2回で十分という話もあるので、あまり力まずとも大丈夫っぽい。(現に僕も週3回に留めている)
こんな感じで、筋トレには筋肉を強くする以外にも大きなメリットがある!
というワケで、眠れない、覚えられない、元気が出ない人は、その改善のために取り入れてみてほしい!
という提案を持って終わりにする。