20代前半だった数年前、僕はいっちょ前に一大学生として、それなりに不摂生をし、それなりに遊んできた。
酒を覚え、徹夜を覚え、若さと言う限りある資源を浪費し、目先の困難も気合と根性と無茶で切り抜けてきたものだ。
では、今はどうか。
正直、その水準で生活を続けると、僕はすぐに入院する羽目になるだろう。
どうやら僕は、虚弱でこそないものの、別に頑強でもないらしい。
今までより、簡単に身体へ疲れが溜まる。そしてそれが抜けるのが、どんどん遅くなる。
数年前には適量だった程度の酒で、たまに二日酔いになってしまう。内臓は一段飛ばしで老化しているのだろか。
また、徹夜が出来なくなった。睡眠を削ってまで、娯楽に興じようとはやはり思わない。
そろそろ僕はアラサーに突っ込むのだが、ライフスタイルは心なしか軽く老成している気もする。
それはそれで良いこともあるので、一概に否定はしないけれど・・・。
となれば気になるテーマは、『いかにして疲労を軽減するか』である。
正直、このテーマで僕は色々なことを調べて、片っ端から実践してきた。
効いたものもあれば、イマイチなものもある。今日はそれをごちゃ混ぜにして、ここでシェアしていきたいと思う。
①長時間睡眠
疲労は基本的に、睡眠中しか癒されないとも言われる。傷ついた筋肉や内臓も、このときに回復しているのだとか。
よく休みの日は、目覚まし時計をセットせず、遮光カーテンをピッチリと閉めて、好きなだけ寝るようにしている。
そうすることで、自分における適量の睡眠時間が分かるからだ。
ちなみに僕はややロングスリーパー体質らしく、7時間半~9時間が丁度いい。
実際、こうすることで結構な疲れが吹き飛んでくれる。シンプルにして効果てきめんだ。
一応注意点としては、寝る直前に飲食をしたり、カフェインを摂取したりすると、驚くほど質が下がって、結局よりだるくなるとは付記しておく。
※休日の『寝だめ』は、その時間によっては逆に身体に悪いことも!
上に「好きなだけ」と書いたが、僕は9時間以上は寝ないので、そこはご注意をば。
尚、それでも眠りが不足してるナァと感じるなら、15~30分の短い昼寝を挟むと吉。
②ウォーキング
軽強度の運動を行い、軽く汗を流す。正直、これは結構大切だ。
身体だけではなく、精神のケアにも繋がるので、猛暑の中でもたまに僕は歩く。
時間の目安としては30~40分程度とされており、確かにそのくらいは歩かないと、運動した感が湧いてこない。
きちんとしたウェアを揃える必要は無い。ジャージとTシャツで良い。
外に出る身なりを整えられるのであれば、心身のメンテナンスとして歩くことは極めてオススメである。
その疲労回復・リフレッシュ効果を高めるためには、『なるべく自然の中』を歩くようにしよう。
川のそば、木がいっぱいの公園、などなど。
グリーンエクササイズはマッサージより疲労が回復されるとも言われる。試さない手はない。
③風呂
疲労回復術の代表格とも言える。ただ実際は、熱い湯に長時間浸かると、結局それによるダメージが勝つのだという。
だから、40度弱の半身浴を15分程度が推奨されている。(本やサイトごとに差異はあるものの)
家で浸かるのであれば、こだわりたいのは入浴剤。とりあえず、以下のそれは僕の中でかなり効いた。
結構な温泉施設に行くのも悪くはないが、元を取ろうと長風呂をするのは考え物だ。
それが好きならば、別に僕が口を出すことでも無いけれど。
ちなみに、夜寝る時間の1時間半くらい前に入浴を済ませておくと、寝つきが改善されると言われている。
④サプリ
ここ1ヶ月、亜鉛をずっと摂取し続けている。
理由は、最近肝臓の衰えを感じ、それを補助する栄養素が亜鉛だったから、それだけである。
では、効果のほどはどうなのか?
プラセボの可能性はあるものの、気持ち寝起きが良くなった気がする。また、酒を飲んだ次の日のダルさが、減った感覚もある。
色々調べてみると、2か月は飲まないと効果が体感できない―なんて記事も散見する。
実際亜鉛のサプリはそこまで経済的負担にならないので、あと1ヶ月程度は気楽に続けてみようと思っている。
※どうやら、入っている成分の質が悪いと、効果は全くと言っていいほどでないという。
良質なそれをきちんと選ばないと、安物買いの銭失いになるのだとか。
今後サプリ系は試してみたい販売元があるので、その時が来たらシェアしやす。
⑤ストレッチ
最近の僕のイチオシだ。疲労やコリに悩む全ての人に、僕はこれを推す。
自己流になるというリスクは少々孕むものの、整体師が動画で教えてくれるストレッチはとても多い。
肩甲骨はがし、開脚、猫背矯正・・・悩みの数だけ、解決策もまた、ある。
最初は寝る前しか僕はそれを行っていなかったが、今は寝起きと寝る前の二度行っている。
起きてすぐベッドの上で、↓のストレッチをすると、物凄く目覚めが良い。
また、↓の効果か、最近肩周りの可動域がかなり広くなってきている。
恐らくこれは日課にする。恩恵の多い、色々と優れた方法である。
⑥マッサージ
結構お金がかかりそうなので、僕は人によるそれをまだ試していないのだが・・。
家電量販店にあるそういうグッズコーナーを体験すると、あれはあれで確かに気持ちよい。
大学生の頃、『癒されに行こうぜ!』という建前で、友達と二人でたまにマッサージチェアに座りへ行っていたものだ。
後は、足ツボをガンガン刺激するマシン。あれは確かに気持ちよかった。
―しかし、それを家に置いといて、日々マッサージしてもらいたいかと言われれば、結構微妙かなぁと。
あれはたまにやるから、とても気持ちが良いのだと思う。
悪くはないのだが、しばらくはマシンを買うことも、整体に行くことも、僕は良いかなと思っている。
⑦瞑想
これは少し変わり種。主にメンタル面の疲労回復の術として、よく語られるものである。
どうにもスピリチュアル感があるが、実際はそういう話ではない。
胡坐をかいて背筋を伸ばし、鼻から息を吸って、口から吐く。呼吸に意識を向けるイメージだ。
段々頭の中がクリアになっていき、過去の失態とか未来への不安とかが、思考の中で霧散する。
瞑想の目的は、『今、ここ』にフォーカスすることだと言われている。
『今、ここ』の中に、過去も未来も不要なのだ。大抵闇が添加されているので、なおさらである。
最初は3~5分で十分なのだが、慣れてくれば15分のそれを推奨している本もある。
どうにも悩みに囚われていたり、不思議と精神が昂っていたりする際、試してみてほしい方法である。
ネガティブな思考が湧き出てきても、風船が下から上へ、視界の外まで昇るのを眺めるイメージで、相手にしないのがコツ。
後ろ向きな思考に意識を向けると、ネガティブ思考のループまっしぐらだ。
自分のネガティブをスルーする訓練としてもうってつけだ。
終わりに。
最初に言い忘れたのだが、僕は基本的にあまりお金を使いたくないと考えている。
だからこそ、基本整体には行かないし、グッズ系を買い揃えることもしない。サプリも正直、最安値のそれだ。
グッズの紹介等にほとんどなっていないのは、そういう事情による。
逆に考えれば、カネの力を借りずとも、自分で自分をメンテナンスする術は大量にあるということだ。
即効性のあるものもあるし、じわじわと効いてくるものもあるので、まずは試す→続けるというのを心がけてほしい。
今年も猛暑・酷暑が予想されている。身体がだるくなるのは、もはや請け合いだ。
そういった疲労の回復に、ここに書いたものが一助となれば幸いである。