僕はアラサーが見え始める、ひつじ年の生まれである。
にもかかわらず、持病として腰痛を抱えている期間が、そろそろ年齢の半分を超える。
・・という、軽い数学の問題みたいな出だしにしてみたが、ピンときただろうか。
前もどこかで書いたので、ざっと説明する。
中学生の頃、僕は野球部で、外野手。レギュラーではなかったし、体も小さかった。
だからこそ、痛みに耐えての努力至上主義価値観がまだまだ強かった時代なのもあり、僕は結構無茶なウェイトトレーニングなどを繰り返していた。
毎日、遠投は人の倍の数を投げた。
そして、帰ってからは腹筋と背筋、スクワットを欠かさなかった。(辞書をパンパンに入れたカバンを用いて、ウェイトトレーニングもどきの状態で)
厨二マインドが、純粋な向上心と融合していたわけで。
そして数か月後、僕は見事に腰をぶっ壊した。
厳密には背筋の左側が、疲労の蓄積が過ぎて、丸ごとねん挫した状態になったのだ。
ちょっとでもひねると激痛というありさまで、今度は日々の接骨院通いが欠かせなくなった。
時期は冬。体力強化のメニューを徹底して行う時。
僕はそれに一切参加できず、まぁなんだかんだで、野球そのものを辞める決心をした。
その後高校3年間、年に一度は腰痛に悩まされ、20歳の時には、痛みが出過ぎて注射を二本打ったこともある。
それからは努力の成果か、小康状態を保てていた。
しかし、最近また痛みが出始めてしまった。辛い。
そこで今日は、腰痛ベテランになってきた僕が、それとの付き合い方を改めてまとめてみようと思う。完全なる備忘録だが、役に立てば幸いである。
そもそも腰痛の実情として。
腰の痛みというのは、実は7~80%のそれが原因不明と診断されるという。
理由は専門的過ぎてチンプンカンプンではあるが、とりあえず腰痛を伴う病気は非常に膨大であり、またMRIなどでは、筋肉の炎症等を感知できない・・とかそういうのが読めた。
ちなみに僕も、「おそらく」という但し書きが付いた診断であり、坐骨神経痛とかなんとか言われた程度である。
原因についてもまた、「たぶん」オーバーワークによる炎症と、上半身と下半身の筋肉量のズレに伴う慢性的なそれだと聞いた。
腰痛と一口に言っても、脊柱が原因のそれと、背筋が原因のそれは別ものであり、極論腎臓系がやられている可能性だった無きにしも非ず。
とりあえず、僕は今後も、自分の腰痛に病名が付くことを期待しないようにする予定だ。
では次に、痛みが出たらどうすれば良いかを考えていく。
マッサージよりも整骨院。
肩こり程度のものなら、マッサージ店に行くのも良いと思う。
しかし、ハッキリ痛みが出ているのであれば話は別。
下手に捻じられたりなんたりすることで、悪化してしまうことだってある。
僕も最初にやらかしたときは、学校帰りにある整骨院に行った。
そこでは、最初に痛み方を確認するために軽く捻じった程度で、あとは一定周期で電流が流れるパッドで筋肉をピリピリさせる治療に専念した覚えがある。
あとは毎日湿布を出され、なるべく腰を温かくして寝るように助言もいただいた。
結果、運動ができるようになるまで、1か月ちょいで復活できている。
そして、専門的な設備等が充実しているのは、どうしても整骨院になる。
マッサージ店の存在意義を否定するわけではないが、明らかに痛いとかそういう場合は、医療機関を受診した方が吉だと感じる。
家で何とかするには。
僕と同じく長年腰痛を抱えている先輩がいた。
彼曰く、「同じ姿勢を長いこと続けて、筋肉が固まると痛む。特に冬。」とのことで、それに関しては僕も心底同意する。(実際、今も少し痛い)
そして、効果的なストレッチを教えてくれた。
風呂から出た直後、体が温かい時に、腰の筋肉を伸ばすのだ。
ひねったり、伸ばしたり、じわじわと凝り固まった部位をほぐしていく。
最高の方法は、温泉等で浸かりながらストレッチをすることだ。
一回やってみたが、とても気持ちよく、とても効果があった。
温かい時に如何にほぐせるか。これが自宅でできる治療?なのかなと思う。
一応、参考動画を添えておく。
体幹を固めよう。
20歳のときに猛烈に痛んでからというもの、僕はそれを未然に防ぐ方法をあれこれと調べ続けた。
上半身と下半身の筋肉量のズレは、何とかしないといけない。
これは足を鍛えるトレを行えば解決。
そして僕は実のところ、典型的な首猫背であり、姿勢の悪さはむちゃくちゃ人から指摘されていた。
これも原因の一つなのでは?と思い、次になぜ僕は猫背なのかを考えた。
極端な例だが、ボディービルダーに猫背はいない。体を支える筋肉が余すことなく発達しているから。
そうならば、姿勢の維持に寄与する筋肉を鍛えれば効果があるのでは?と思った。
となれば、体幹かぁ。
なんて、ぼんやりとした答えを出した気がする。
結果、体幹トレーニングに勤しんだ時期が結構ある。
それからである。
痛みの出る頻度や、その強さが減ったのは。
体勢維持にかかわる筋肉を固めることには、ハッキリと効果がありそうだ。
余談だが、腰痛時は体を屈伸させる型の腹筋運動は避けた方が良い。
意外とあれは、腰への負担が大きい。
だから例えばプランクやリバースクランチなど、少しでも腰に負担を減らせるメニューを取り入れると吉である。
※参考がてら、僕の体幹メニューを付記しておく。
・腰の状態が良い時
ダンベルスイング 左右5回
①ハンギングニーレイズ 5回
②トゥズ・トゥ・バー 5回
①と②はスーパーセットで実施。
アブホイール 限界まで
・・を3セット。
・少し疲れや痛みが残る時
以下の動画のメニューを、無理のない範囲で実施。
・ハッキリ痛いとき。
そもそもやらない。
終わりに。
ゲームのアクションとか、魅力的な格闘技における技を観ていると、飛んだり跳ねたり捻ったりが非常に多い。
そういう動作の習得を陰ながら目指している同志たちは、きっと腰痛に悩むこともあるんじゃね?と思って、この記事を認めてみた。
想像するのも変な話だが、ゲームに出てくる筋骨隆々なあいつらもきっと、尋常じゃなく体幹を鍛え上げて、または戦闘の前にストレッチか何かをしているのだろう。
僕らはフィクションの人間ではない。折り合いを付けるという意味でも、こういった怪我のリスクは承知しておこう。
ということで最近は痛みが出ているので、僕はしばらく大人しくすることにしよう。
とりあえずとっとと寒波、去らねえかなぁ。
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