漫画、小説、ゲームなどを見ていると、たまにすごいトレーニングを目にする。
例を挙げれば、納屋か何かに、砂袋の中にコンクリートのブロックを数個入れたものをぶら下げておき、それが文字通り『サンドバッグ』になるまで蹴り続けるとか。
2発くらいで骨折しそうな、色々と縮み上がる所業である。
あとは、燃え盛る火鉢に手刀を叩きこんでる場面も見たことがある。
貴方の手はタンパク質以外の物質でできているのですか?と問いたくなるような光景だった。
もちろん、こんなのを現実世界に取り込むなんて、もはやトレーニングではなく曲芸のレベルだ。それだけで金を稼げて、メシが食える。
今日は実際にやってみたらできる範疇の、よく見るけど効果のほどは・・?と疑問に思ったトレーニングを、2つだけ実際に体験してみたので紹介する。
少なくね?とお思いかもしれないが、単純に体力の限界が来てしまったのだ。
ご留意頂きたい。
指立て伏せ (人差し指・親指のみ)
腕立て伏せの時、接地するのを上記の二本だけにするというトレ。
もはや骨折・脱臼マジ必至みたいなワークアウトである。
ネットで事前に軽く調べると、握力増強!指力増強!みたいな文言が散見できた。
しかし、指力ってなんだ。色々と濁されている気がするぜ。
んじゃま、とりあえず実践してみる。
いきなり二本は怖いので、最初は指全部でやってみた。
ちなみに僕の体重は68㎏である。
うん、問題なくレップをこなせる。ただ、猛烈に痛いなぁ。
温まったところで、指二本にチェンジしてみる。
いざ、実践。
・・痛てぇ!
無理です。はい。
どこに効いているのかとかその辺を考える余裕もなく、ただただ痛かった。
あとで知ったのだが、指がナチュラルに反るかどうかは、遺伝的要素が強いそうだ。
僕は全然反らない。
つまり、適性0である。自分で指を折るところであった。
結論:指が曲がらない人はやってはだめ。そうじゃない人も、親指の付け根をパンパンにしたいとかじゃない限りは、危なそう。
ダンベル・シャドー
なんの漫画だったかなぁ。
10㎏くらいのダンベルを両手に持って、北斗百裂拳よろしくシャドーをしているキャラがいた気がする。
冷静に考えれば、すごいのはわかるけど、どこの筋肉を使っているのだろう。
ということでやってみた。
家にたまたま、10㎏のダンベルが2つあったので、両手に持ってボクシングの構えを適当にとってみる。
・・・か、肩が痛い!
ただ胸の前に両手を構えているだけなのに、肩がとても疲労してきた。
一応一発放ってみたが、手が伸び切る前に重さで下がってしまう。
相手の顔面を永久に打てそうにない。
その後、アッパーとかフックとか裏拳とか頑張ってみたが、ダンベルに翻弄されて壁に穴を空けそうになったところで終了。
これでシャドーなんてできるわけ、ねえぜ!
強いていえば、これをゆっくりすれば体幹には効きそうだが、ボクシングとしてのフォームは滅茶苦茶になってしまうだろう。
野球のバットに10㎏も重りをつけて素振りをしても、フォームを崩して結局下手になるのと同じな気がする。
余談だが、軽いダンベルでのそれはyoutubeに動画として挙がっていた。
(『Dumbbell boxing』などで検索)
気分転換に取り入れるのはOKかもしれない。
結論:10㎏なんて、無理。
終わりに。
この2種目で、結構全身クタクタだ。
有益かどうかは眉唾物だが、とりあえず、疲れた。
ああいうのは、フィクションだから活きるものなんだよな。
極めて強いパーソナリティーを付けるためには、独特なトレーニングをしている描写はたしかに最適なものの一種だ。
とりあえずスゲーと感嘆し、色々と移入できる。厨二心もくすぐられる。
しかし、それを現実に逆輸入すると、下手すれば怪我するだけなんだな。
できたらすごいけど、トレーニングの為にトレーニングが要りそうであり、果たしてそれは是なのか非なのか考えてしまう。
このシリーズ、またどっかでネタを拾ったら実践してみたい。
とりあえず、明日は今日使った筋肉をねぎらい、癒すことにする。
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