たまにスポーツ漫画を読むと、ある内容に厨二心が躍らされることがある。
実際やってみたらまず間違いなく不可能だろうけど、なんかそれっぽい理屈が一応用意されているから、何となく頑張ればできそうな必殺技。
そういうのがいい年になった今でも割と好きなのだ。
そういうのを考えながら暇を潰していると、”敏捷性”という言葉が印象に残った。英語で言うとAgilityであり、具体的には素早さを表すという。
例えるなら、0の状態から100の力を出すまでにかかる時間の短さ、とかそういう印象を僕は受けた。
爆発的動作ともいうそうだ。
なにこれ。かっこいいじゃん。
オマケに、youtubeで調べてみると、敏捷性を鍛えるトレーニングが大量にヒットした。
当然眉唾物のそれもあるのだが、結構種類が豊富で面白い。余談だが、プライオメトリクス(plyometrics)と検索してもよいらしい。
さて、今日はその動画たちの中でも、日ごろの動作に取り入れやすそうで、かつ厨二ソウルを満たしそうな種目を3つほど紹介する所存である。
軽いウォーミングアップと、十分な休息時間を確保した上で、実施していただけると有り難し。
クラップ・プッシュアップ
「手叩き腕立て伏せ」だとか、「飛び腕立て伏せ」だとか、日本名は雑多である。
つまるところ、腕立て伏せの”立て”の時にそのまま軽く飛び上がり、空中で手を叩いて(クラップ)再び最初のポジションに着地する。
ま、動画で軽く確認していただければ、口で言うほど動きは難しくはないとわかるはず。
注意点は、慣れるまでは手叩きを無理にしなくてもよいというのが挙げられる。
変に着地すれば手首を痛めるし、顔面から落ちれば色々と悲惨だ。
最初は5~6回でも超キツイが、胸筋の筋力向上・筋肥大や、パンチ力等のスキルアップにも繋がる。是非とも取り入れたいトレーニングである。
ケトルベル・スイング
回数ではなく時間で区切り、全力でケトルベル(ダンベルでも可能)をスイングし続けるというもの。目安は30秒程度。
振り方は、立ったまま左右に捻じるものもあるし、足先から頭上まで振り上げるものもある。
体幹に非常に効く上に、有酸素運動にも繋がる、色々とパフォーマンスの良い種目である。
ただし、やはり腰を痛めるリスクもあるし、うっかり手が滑ってウェイトを飛ばしてしまうと、壁と床と心に穴が空いてしまうことにもなりかねない。
重さだが、5~8㎏くらいが男性の場合、適正だと思う。
デプスジャンプ
辞書で「プライオメトリクス」と引いたら紹介されたワークアウト。
動画を観ると、少し高め(ひざ上?)くらいの段差に立ち、そこからゆっくりとコントロールした状態で台から降り、着地したら即座にまたジャンプ。
・・・文字だと極めて分かりづらい。
ただ、脚の筋肉への負担は大きく、見た目の割に一回一回がズシっと響く。
バスケ選手やバレー選手もこの動作の解説をしているビデオがヒットしたので、効果がある人気のエクササイズなのだろうと推測できる。
勿論、やり過ぎると膝を壊しかねない。回復期間をきちんと取り、そのリスクを減らそう。爆発的動作に限った話ではないが、一層大切である。
尚、こういう爆発系の脚のエクササイズは、キック力やジャンプ力の向上に繋がるという。
アクロバティックな格闘技などに興味がある方は、取り入れてみては如何だろう。
終わりに。
最近は仕事が忙しすぎて、汗を流す時間をロクにとれていない。
体が鈍っていると感じるのは割といつものことだが、運動できずにイライラするという感覚は、部活をしていた中学生の頃以来である。
字面は不健全だが、歓迎したい久方ぶりの心境だ。
たまにはハードな運動もしないとな。
仕事はしていて楽しいが、そのやりがいで拭いきれないストレスは体のどこかに溜まっている。
明日はプライオメトリクスなトレーニングにして、このモヤモヤを粉微塵にしてやろう。今決めたが、素敵な出社前の時間の使い方だな。
すばやさとパワー、高めていこう。そうしよう。
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